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社会貢献を目指す熱い研究者と自由なアイデアで新たな事業領域を拓きたい(紀州技研工業株式会社)

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紀州技研工業株式会社は、和歌山県に本社、研究所を構える産業用インクジェットプリンターの有力企業だ。段ボール用プリンターでは圧倒的シェアを誇る。近年では、卵の殻に賞味期限を直接印字できるプリンターの開発で、テレビや新聞に取り上げられ話題にもなった。何より社風が良いという。
「もっと紀州技研工業を知ってほしい、 実用化したい研究開発を一緒に取り組みたい」と参加を決めた開発本部 PE 開発部部長の遠藤聡人さんに同社の魅力をうかがった。

多様な研究者が技術を支える

国内初の自動捺印機専業メーカーとして1968年の設立以来、研究開発から製品化まで一貫して取り組み、現在の主力は産業用インクジェットプリンターだ。収益の中心はインクにあるが、最先端の太陽電池の開発など新たな事業領域への展開にも力をいれる。培ってきた要素技術は多岐にわたり、広範な専門分野の研究者がその技術を支える。事実、社員の1/3が研究開発人材であり、 インクジェットヘッドや搬送などの機械系が約30%、様々なインクの開発等に携わる化学系が約25%、電気制御系約15%、その他、画像認識ソフトウェア開発が約15%、基礎研究約10%、研究企画 5%といった割合だ。その内、約10%は博士研究員であり、基本修士以上の研究者が所属している。個人の裁量範囲も広く、やりたいということをやらせてもらえる社風がある。

技術に貪欲なオープンな環境

技術に支えられた企業だからこそ、専門知識、技術の高度化にも積極的に取り組んでいる。取り入れたい技術や興味ある分野があれば、研修への参加や勉強会の開催も可能な環境がある。また、博士号取得にも積極的であり、毎年2名程度が大阪大学や和歌山大学の社会人ドクターコースに入学し、通常業務だけでなく最先端の研究にも取り組み、学会発表はもとより論文発表も行う。大学や国立研究機関との共同研究も活発だ。インクジェットヘッド、界面活性剤、有機半導体、金属ナノ粒子、センサーテクノロジーなど、現在7つ の共同研究が平行して走っている。当然のことながら自社での研究開発も活発であり、2018年5月にはインク研究所を新築、開所した。また、年2回の技術講演会を20年間続けてきており、社内だけでも多様な専門人材が技術発表を行い、活発なディスカッションにより社内で異分野融合がおこる土壌がある。

ともにチャレンジする技術の社会実装を目指す
研究者との出会いに期待

自らのアイデアで技術開発し、その技術の原理も重視し、製品化まで取り組める同社のスタイルが特に気に入っているという。「実際に、インクジェットプリンターのヘッドの開発、飛ばすインクの開発、それぞれの開発を相互にフィードバックしながら、スケールアップして開発のフェーズをあげて製品を作り上げてきた」と遠藤さんはいう。それは研究者にとって有り難い研究開発環境といえるだろう。縁あって入社した遠藤さんだが、社会に技術研究の成果を活かしたい研究者にとって魅力的な環境がそろっているのを知ったの は入社してからだという。「製品として世に出したいという思いがあれば、やりたいことができる会社であることをもっと伝えたい」と遠藤さんは話す。本気で研究しているからこそ、その技術を社会に還元するビジネスも楽しめる。今回のキャリアディスカバリーフォーラムでは、自らの研究成果や経験を活かして、視野を広く、専門性を何かに活かすチャレンジ精神をもった研究者との出会いを楽しみにしている。今まさに社会の変化はめまぐるしいが、だからこそ、自社開発、自社製造の一貫した製品づくりで、世界に先駆ける新たな事業領域にチャレンジしている。遠藤さんが研究者に対して重視する能力は、「世の中の課題を多角的に捉える目線を持ち、適切に課題を設定できること」だという。ぜひ、キャリアディスカバリーフォーラムのブースで、自らの研究を軸にディスカッションしてほしい。一緒にチャレンジするにあたり、その専門分野は問わない。

研究者のみなさんへ
私たちの会社には自分の技術と情熱で、新たなことにチャレンジできる環境があります。どのような情熱を持って研究し、技術でどのような世界を実現したいのか、ぜひお話を聞かせてください。

遠藤 聡人(えんどう あきと)プロフィール
桐蔭横浜大学博士後期課程修了後、2007 年産業技術総合研究所に入所。レーザー援用インクジェッ ト法やエアロゾルデポジション法の開発を進める。 2013年紀州技研工業(株)開発本部PE開発部に入社。 現在は、プリンテッドエレクトロニクスやハイブリッド型ハライドペロブスカイト太陽電池の研究開発に従事。博士(工学)

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